その34 「真理によって自由になる」

May 24 [Sat], 2014,

ヨハネの福音書8章31-34節

誰もが「自由に生きていたい」と願っていますが、現実は心が目に見えない鎖に縛られながら生きている人が多いのではないでしょうか。イエス・キリストは「人は真理によって自由になることができる」と教えています。イエスを信じ、その教えに基づいて生きると私たちは何から自由になれるのでしょうか?

1、人との比較から自由になれる。 子供であっても、主婦であっても、会社員であっても「他人と自分を比べることでしか、自分の位置を把握できない」という人は多いのではないでしょうか。「どういう状態を幸せというのか」「どうしたら人生に満足できるのか」。絶対的な基準がないと、いつも人と自分を比べて優越感を持つか、不安になるしかありません。 キリストとその教えを信じて真理を持つということは「神がいること」「自分は神によって生かされていること」「生きる目的があること」「聖書は人生のルールブックであること」などが分かるということです。そうすると生きる基準がはっきりするので、人と自分を比べる必要がなくなるのです。人との比較の苦しみから自由になりましょう。

2、過去から自由になれる。 過去に起こった出来事をいつまでも後悔したり、悔しがったり、人を憎んで赦せずに苦しんでいる人が多くいます。 私たちは過去に起こったことを変えることはできません。しかしキリストに出会い、真理を知るならば、過去に起こった出来事の「意味」を変えることができるのです。「あのことがあったから今の自分がいる」と肯定的に考えることができるようになると、心を縛り付けていた過去から解放されます。それが自由になるということです。

3、罪から自由になれる。 「正しく生きたい」「悪いことをしないで良いことをしたい」。そう思いながらも、なかなかそれが出来ずに苦しんでいる人が大勢います。イエスは「罪を行っている者はみな、罪の奴隷」だと言われました。また使徒パウロも罪の力の強さを認めています。 「私には、自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいと思うことをしているのではなく、自分が憎むことを行なっているからです。」 ローマ7:15 しかしそんな私たちのためにキリストは十字架に架ってくださいました。私たちを縛り付ける罪の鎖を打ち砕くためです。キリストを信じる者はもう罪に縛られることはありません。その真理を知るならば、私たちは自由になることができます。

4、死の力から自由になれる。 どんなに地上で多くのものを手に入れたとしても、私たちは何ひとつ死後の世界に持っていくことはできません。死によってすべてが終わると考えるならば、究極的には私たちは希望を持つことができません。 しかしキリストが死んで3日目によみがえられたことによって、私たちも死に対する勝利が約束されたのです。この真理が私たちを自由にするのです。 キリストを信じて本当の自由を手に入れましょう。

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