その131 神の人類救済計画

2017.03.19

創世記12章1-4節

神様は世界中のすべての人が、キリストを信じることによって救われ、永遠のいのちを持つことを願っておられます。では神様はどのようにして、その救いを人々にもたらそうとされているのでしょうか。神様の方法を学びましょう。

1テモテ2:4 神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。

1、人を選ぶ。

 全知全能の神様はこの人類救済計画を、あえて人を選び、その人を用いて遂行されます。神様はまずアブラハムという老人を選び、彼とその子孫を通して人類に神様の言葉を伝え、救い主を送り出すことを定められました。このように、神様はご自身の御心に適う人を選んで用いて、神様の救いの業をなさせようとなさるのです。聖書を通して明らかなことは、神様から選ばれ、用いられる人は、必ずしも人間の目から見て、力や知恵に満ちた、リーダーに相応しい人とは言えないということです。むしろ人間的には欠点があり、大きな失敗さえした弱さを持った人をこそ、神様はあえて選ばれ、用いようとなさるのです。

ヨハネ15:16 あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。

 神様は私たち人間を用いて、人々を救いたいと望んでおられます。このことを自覚し、感謝しましょう。

2、人を遣わす。

 アブラハムは神様から「故郷を離れて、見ず知らずの土地に出てゆくよう」に命じられました。これが神様の人類救済計画の始まりとなりました。同じように神様は、聖書のなかで様々な人に、「出てゆく」ように命じ、それに応えた人を通して救いの業が進められていきました。

マタイ28:19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。

今も同じように神様は、私たちの住み慣れた環境、状況、立場、人間関係などから「出て行って」、神様の人類救済計画に参加するように呼びかけておられます。

3、人が応答する。

 私たちが覚えなければならない最も大切なことは、この神様の人類救済計画は、選び、遣わされる神様の存在と同時に、その神様からの呼びかけに応えて立ち上がる、名もない人々の応答なくしては進まないということです。呼びかける神様の声に、誰も応えないのならば、誰も主イエスの福音を聞くことがなく、救われないのです。  

 神様は今も、この地上で神様の呼びかける声に気付き、勇気を出して立ち上がる信仰者を探しておられます。この日本の、そして世界の救いのために、神様に選ばれ、遣わされようとしている人はいないでしょうか?もし神様の呼ばれる声に気付いている人がいるならば、その声に応答しましょう。

私は、「だれを遣わそう。だれが、われわれのために行くだろう」と言っておられる主の声を聞いたので、言った。「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」 イザヤ6:8

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