その232 イエスの教会

2022.02.06

ヨハネの黙示録:最大の希望②

界は今危機のなかにあります。目に見えないウィルスが私たちの生活を変え、世界全体が変わろうとしています。しかし問題はウィルスだけではありません。多くの人が互いに敵意を持ち、世界全体の先行きに不安を覚えています。このような時にこそ私たちは、自分たちの希望がどこにあるのかを思い出さなくてはなりません。私たちに永遠のいのちを与えてくださる神にこそ希望があり、そのことを教えている聖書のことばに耳を傾けなければならないのです。イエスが7つの教会に語られる言葉を聞きましょう。

1、イエスはご自身の教会を愛される。

 イエスはご自身の教会を愛されます。この黙示録でも教会がイエスの花嫁として描かれています(19:6-8)。キリストは教会を愛し、愛をもって語っておられるのです。この書簡全体を読む際に、最も重要なことは、イエスが教会を愛しているという事実に立って理解しようとすることです。イエスはご自分の教会を愛され、教会にもイエスを愛することを願われているのです。そして「わたしがあなた(教会)を愛していることを知らせる(3:9)」と約束してくださっているのです。

 7つの教会へのメッセージは、私たちの教会の霊的状態を確認するチェックシートです。私たちも今、このイエスの愛のうちにあることを思い起こしましょう。エペソの教会はイエスに「あなたは初めの愛から離れてしまった」と責められました。そのようなことがないように、しっかりとイエスから離れないようにし、イエスを愛し続けましょう。

2、イエスは教会に聖霊を通して語られる。

ヨハネは冒頭で「私は、主の日に御霊に感じ(1:10)」と書き始め、イエスは7つの教会に対する言葉を「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい」で締めくくります。私たちはこの終わりの時代に神のことばである聖書からしっかり聞くことを求められますが、聖霊なくして、私たちは神のことばを正しく悟ることはできません。

どんなに聖書の知識があったとしても、聖霊の助け、聖霊に心を開き、聖霊から聞こうという姿勢を持たなくては何も聞き取れないのです。聖霊に頼り、「聞かせてください。お語りください」と求めていきましょう。

3、イエスは教会に勝利を与えられる。

 イエスは教会に対して何度も「勝利を得る者」と言われています。

確かに終わりの日には困難があり、信仰者にも苦しみがあるのですが、主はあらかじめ教会に対して、最終的な勝利を約束してくださっているのです。これこそが、私たちにとっての「最大の希望」です。

 教会は常に自分たちの霊的状態をイエスとの関係から点検しなければなりません。私たちめぐみ教会はイエスが「私を入れてくれ」と戸を叩かれるような教会(3:20)にはなりたくありません。イエスが私たちに望んでおられるのは、主に対する忠実です。十字架に架かるまで私たちを愛してくださった主に対して、最後の最後まで愛を全うし、聖霊の声に耳を傾け、約束された勝利を手に入れましょう。

今週の暗証聖句

死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。黙示録2:10

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