その47 「神は私のお父さん」

2014.09.21

これで納得!! 救いの一本道①

ヨハネの手紙第一 4:7-9

 キリスト教信仰の鍵となる言葉に「神・罪・救い」というものがあります。「神」が分かり、「罪」が分かり、「救い」が分かると、何をどのように信じるべきかが分かり、何故自分に信仰が必要かが分かるというのです。ということで、これから月1度のペースで「神」について3回、「罪」について3回。そして「救い」について3回のシリーズでみてまいりましょう。

1、神は世界のお父さん。

 聖書の冒頭に「初めに、神が天と地を創造した(創1:1)」とあります。神はすべてに先だって存在され、この宇宙は神によって創られました。太陽、月、星、海、山、すべての自然を創られたたった一人の創造主がおられるのです。

 そして創造主はこの地球に生命を生み出されました。生命は偶然にはできません。誰かが目的を持って創らない限り、命あるものとはなりません。この世界はすべて神によって生まれ、神によって存在しているのです。よって世界のすべての存在が神に属するもの、神のものと言うことができます。その根底には愛があります。神はご自分のお造りになったすべてのものを愛しておられるのです。

2、神はキリストのお父さん。

 しかし創られたもののなかで最高の存在であった人間は「罪(このことは4-6回目のテーマです)」によって、創造主なる神から離れてしまいました。これは人間の苦しみの原因であり、世界の災いの元です。神はその最初から、どのようにしてこの問題を解決されるかを決めておられました。そして少しずつ聖書を通してそのご計画を表しておられました。そして今から2000年前、時が満ち、神は失われた人間を取り戻すために一人子イエス・キリストをこの世に遣わされたのです。聖書はこれこそが神が私たちを愛している証拠だと言っています。

4:9 神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。

 このイエス・キリスト自身が創造主である父なる神からの私たちに対する愛のメッセージです。このキリストを通して、創造主なる神は私たちに失われている本当の生命を与えてくださるのです。

3、神は私のお父さん。

いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。 ヨハネ 1:18

 キリストはその地上での生涯のうちに、何度もこの創造主なる神をご自分の父と呼ばれた一方で、私たち人間にとってもこの創造主なる神は「天の父」なのだと教えられました。それはただ単に「神を信じろ」ということ以上に、私たちが「元々いたところに帰るように」、「元々あった神との関係を取り戻すように」というメッセージだったのです。

 人間は自分を愛してくださる父なる神から離れて迷ってしまった。しかし父なる神は決して見捨てることなく、諦めることなく、待っていてくださるというのです。この創造主なる神に帰ることがすべての回復のスタートです。

してみると、あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。マタイ 7:11