その229 いのちの光

2021.12.19

ヨハネの福音書1章1-5節

2021年も間もなく終わろうとしています。世界中でコロナ禍が収まらず、戦争や紛争のうわさが絶えませんでした。国内でも自然災害や無差別に人を傷つけようとする事件も相次ぎ、不安の大きな年でした。このような時だからこそ、私たちのためにいのちの光として来られたイエス・キリストに目を向けましょう。

1、光は道しるべとなる。

多くの人の不安の原因は、先が見えないことです。いつになったら終わるのか分からないコロナ禍だけでなく、「この苦しみがいつまで続くのだろう」と思うことがあります。私たちは自分の人生を右に行けば良いのか、それとも左に行くべきなのか迷うことがあります。またどこに向かって進めば良いのか分からずに途方に暮れることもあります。

ヨハネ14:6イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。 

私たちの足下を照らす光、人生全体の道を照らし、はっきりと方向を示してくれる光が必要です。キリストは光となって、私たちの人生の道しるべとなってくださいます。いのちの光、キリストを信じましょう。

2、光はやみを消し去る。

どんな人も自分のなかに、思い出したくない過去や、他人には見られたくない思いを持っています。したいと思っていることが出来ず、したくないと思うことをしてしまう弱さがあります。そしてそれに縛られて生きてしまいます。闇はどうやったら取り除くことができるのでしょうか。

光と闇は共存することはできません。キリストは光として私たちのところに来られました。キリストは私たちの心の闇を照らし出し、闇を消し去ってくださるのです。闇を愛する生活を捨てて、光であるイエスのところに行きましょう。キリストを信じて、恐れのない人生を歩みましょう。

3、光は恵みとして来た。

恵みとは、何の資格もなく、またそれに伴う見返りもなく、一方的に与えられるプレゼントです。私たち人間には、受け取る資格もないし、何かそれに見合うお返しもできないのに、神は無条件に、一方的な愛をもって、御子キリストを私たちに与えてくださいました。

ヨハネ3:16神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

このクリスマスはいのちの光として来られたキリストの生誕を祝うときです。そしてそれは神の恵みです。感謝しましょう。そしてまだ心にこのいのちを光を迎えていない方がおられるなら、是非決心するときとしましょう。

今週の暗証聖句

「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」 ヨハネ 8:12

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