その102 「勝利の信仰」

2016.04.24

ヨハネの福音書16章33節

 聖書は確かに、クリスチャン生活には勝利があるはずだと約束しています。勿論究極的にはこの勝利は死に打ち勝って、天国に行くという勝利ですが、それ以外にも、この地上での旅のなかで、私たち信仰者は、悪に打ち勝ち、この世の価値観に打ち勝ち、主にある尊い生涯、人生を送ることができるようにされているのです。しかしそのことを見逃して、生き生きとした、豊かな、祝福に満ちた信仰生活のチャンスを逃してしまっているクリスチャンが多くいます。

 主に選ばれ、救われたクリスチャンとして、勇気をもって、人生に起こる色々な嵐に立ち向かい、すでにイエス様がとられている勝利を、自分のものとするために、歩き続けましょう。

1、健全な自己イメージを持つ。

 自己のイメージとは、結局のところ自分で自分のことをどう思うかということです。もし私たちが、自分のことを何の魅力もない、能力もない人間だと思えば、恐らくそのイメージに従って考えたり、行動したりするようになるでしょう。

 神様は私たちに、健全で前向きな自己イメージを持って生きることを望んでおられます。何故なら神様は、私たちを負け犬ではなく、勝利者とするために選び、召してくださったからです。神に愛されている、ありのままの自分を受け入れることから始めましょう。私たちの価値は、この天と地を造られた神によって与えられているからです。誰にもそれを否定することはできません。誰にもその価値を奪うことはできません。神に愛されている自分のイメージを持ちましょう。

2、他人との比較をやめる。

 多くの人の苦しみは、人と自分を比べることから起こります。しかしどうか、神様が造られた自分をまず受け入れてください。神様は、同じような人間がうじゃうじゃとどこにでもいるような世界はお造りになりませんでした。一人ひとりに、違う個性を与え、使命を与え、計画を用意しておられます。他の人がどうであれ、あなたも主に愛されている特別な存在です。誰もあなたの代わりはできませんし、あなたも誰の真似もできません。どうか主に造られたそのままのあなたを受け入れて、輝いて生きることを決意しましょう。

3、神の恵みを信じる。

 神様から偉大な祝福をたっぷり受け取る自分をイメージしましょう。自分に良いことをしてくださる、良い神様を信じるのです。

 心の中に夢や希望が芽生えたとき、あなたは信念を持ってそれを手に入れるために踏み出すでしょうか。それとも「自分には無理だ。力不足だ。できるわけがない」としりごみするでしょうか。

 私たちの信じる神様は、常に私たちの人生に新しい、良いものをもたらそうとしておられます。しかし私たちが、それを受け取るために、勇気を出して一歩を踏み出さなければ、それは実現しないのです。

 勇気を出して、悪い流れを断ち切りましょう。何もしないうちからあきらめるのではなく、神様の恵みと祝福を積極的に求める者となりましょう。

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」詩篇37:5

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