その115 「言葉の力」

2016.08.21

ヘブル人への手紙4章12節

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。

私たちが、日頃口にする言葉というものは、私たちが想像する以上に大きな力を持っています。自分が口から出す言葉が、自分を生かしもするし、殺しもするのです。そして究極的な言葉の力として、自らの信仰を告白する言葉によって救われると、神様は約束しておられるのです。

1、聖書のことばを、心に蓄えて、宣言する。

聖書の言葉を口から出して、宣言することによって、弱った心が強くなり、自分を見ていた目を神様に向けさせ、限界だらけの自分に頼らずに、無限の力を持った神様に頼って、生きていこうという気持ちになります。心に勇気と平安と喜びが与えられます。そして人生に奇跡が起こります。

どうか少しずつでも良いので、これは自分に必要な言葉だというものをこの聖書から捜して、口にする習慣をつけて、自分のものとしていきましょう。そうするならば、人生にどんな苦難が訪れても、心に平安をもって、過ごすことができます。

2、祝福する。

人はその口にするあらゆるむだなことばについて、さばきの日には言い開きをしなければなりません。マタイ12:36

私たちは自分の口から出す言葉に、細心の注意を払う必要があります。私たちの言葉は祝福とも呪いともなります。「わたしにはいいことなんて起こるはずがない」「わたしは絶対に成功しない」このような言葉を毎日口から出していたらどうなるでしょうか。例え本気でそう思っていなかったとしても、私たちの耳はそれを聞いて、心に蓄えます。そして体全体がそれに支配されてしまうでしょう。何か良いこと、あるいは幸せになれるチャンスがあったとしても、心が「幸せになってはならない」とプログラムされているならば、なれるわけがありません。偉大な力を持つ言葉を使うのであれば、祝福の言葉を口から出しましょう。「自分は祝福されている。」「自分は愛されている。」これらの言葉は祝福です。取り消すことのできない偉大な力を持った祝福の言葉です。このような言葉を口から出すようにしましょう。

3、感謝の言葉を語る。

すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。1テサロニケ5:18

人生は選択、自分で選び取ることができるのです。不満を言うか、感謝するかは、状況によって左右されるのではなく、自分で選び取っていく問題です。一切れのパンをありがたいと感謝できる人もいれば、厚さ数センチの肉を、文句を言いながら食べることもできます。与えられたものに感謝することを覚えれば、もっていないものも与えられるようになります。これが神様の国の原則です。

神のことばは生きていて、力がある。ヘブル4:12

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