その242 初代教会の姿

2023/3/5 

使徒の働き3-5章 地の果てまで③

神殿の前にいた歩くことのできなかった人が、癒され、歩き出しました。驚いた人々にペテロがキリストを述べ伝えます。このことが騒動となり、使徒たちは権力からキリストを伝えないようにと迫害を受けることとなりました。しかし、聖霊に満たされた彼らは怯むことなく大胆に福音を伝え続け、教会は驚くべきはやさで成長していきました。

聖霊降臨によって生まれた教会は、世界に大きなインパクトを与える存在となりました。その影響は2000年以上たった今でも続いています。彼らの姿から学びましょう。

1、祈る教会。

3章からのストーリーは祈るために神殿に向かうペテロとヨハネの姿からはじまっています。祈ることが習慣とされ、生活の最優先事項とされるところに神の御業と宣教の拡大が起こりました。彼らは歩くことのできない人が歩けるようになった癒しの奇跡によって迫害を受けるのですが、教会全体で祈ることによって、危機を乗り越え、さらに宣教の業が進むことを求めました。

私たち21世紀の教会も、祈る特権が与えられています。祈りは神と結びつき、神の御心を求め、神がこの地上で私たち一人ひとりを通して働かれる導火線となります。祈りの教会として立ち上がりましょう。

2、証言する教会。

神の御業が起こり、福音を述べ伝え始めると、すぐさま迫害が起こりました。4章と5章のあいだで、使徒たちは少なくとも2度、留置場に入れられることになりました。しかし彼らは脅されれば脅されるほど、迫害されればされるほど、大胆にキリストを述べ伝えるのでした。そして人々はますます教会に吸い寄せられ、人数が増えていったのです。

私たちも今、キリストを証しする使命が与えられています。主は聖霊によって、私たちを証人としてくださるのです。キリストを伝えましょう。いのちのことばを語りましょう。主を証しする教会となりましょう。

3、聖霊とともに歩む教会。

初代教会の人たちは、自分の力で世の権力に逆らい、福音を伝え、教会のメンバーを増やしているとは考えていませんでした。彼らは常に自分たちは聖霊に従い、聖霊とともに行動し、聖霊によって語り、聖霊によって御業が起こっていると確信していたのです。

21世紀の日本宣教、そして世界宣教の鍵もここにあります。大切なことは知識ではなく、やり方ではなく、聖霊が今もこの地上で働いておられるという事実なのです。聖霊を重視し、聖霊に委ね、聖霊に従い、聖霊とともに宣教する教会であるなら、主の御業が次々と起こり、人々は救い主に出会い、永遠のいのちを与えられるのです。

3章から5章にある初代教会の姿の延長線上に、私たちの教会もあります。聖霊とともに歩む教会であり続けましょう。

彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。   使徒4:31

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする